ごあいさつ

1945年8月6日、午前8時15分、広島。

 同年8月9日、11時02分、長崎。

歴史上初めて 原子爆弾が落とされました。人間の頭の上に…。

1954年3月1日、ビキニ環礁での水爆実験により、マグロ漁船、第五福竜丸が被爆しました。

2011年3月11日、東日本大震災による地震と津波、そして福島の原発事故…。

 

遡ること2009年4月、チェコの首都プラハで「核兵器のない世界」をめざそうと演説をしたアメリカのオバマ大統領は、その7年後の2016年5月に現職の大統領として初めて広島を訪れました。

2017年7月7日、国連本部で「核兵器禁止条約」が採択され、世界は今、核廃絶へ向かって大きく動き出そうとしています。しかし一方では、「抑止力」としての核の保有を望む勢力や、テロ組織等のよる核拡散の不安も増しています。

そして現在、被爆者や戦争体験者の方々の高齢化とともに、原爆の悲惨さや戦争の残酷さを語り継ぐことの大切さが、叫ばれています。

今、わたしたちに出来ることは何でしょうか…。

 

わたしたち「松風の会」は、井上ひさし作『父と暮せば』の物語を上演することで、ご覧になって頂く皆さまが、原爆や戦争、平和について、親子の愛と絆、いま生きていること、等を考えるきっかけにしていただきたいとの思いで活動をしています。作者の井上ひさし氏の快諾を頂き、2009年8月9日の初演以来、全国各地で上演を重ねております。

 

「ひとり読み語りしばい」という、舞台には椅子と灯りだけ、大道具・小道具も音楽もなく、ひとりの語り手が本を片手に演じるという大変シンプルなものです。

是非、この「ヒロシマの父と娘の物語」を知って頂きたいと思います。

涙あり、笑いありの「希望と再生の物語」。

どうぞご覧になって下さい。

 

松風の会 代表  天のたつし